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1周年ストーリー公開!

サウンド紹介

騎士隊の旅路を彩るシン・クロニクルの音楽たち。 本作の音楽を手がけたコンポーザーのみなさまに、 楽曲に込めた想いやこだわりを伺いました。

メインコンポーザー Kevin Penkin × シン・クロニクル

テーマソング

♬Skies of Burden (ft.R!N) Kevin Penkin

特別インタビュー
「運命の選択」時に流れる楽曲について、お聞かせください

今回、「シン・クロニクル」の中で非常に興味深かったのが、音楽の中にいくつか、非常にインタラクティブ性の高いものがあったということです。

こうしたインタラクティブ性の高いものに関しては、何階層にもわたって音楽を作っていくという作業をしました。
ゲーム内では、プレイヤーの方々の選択によって音楽が変わったりもします。
そのような"プレイヤー自身が音楽をコントロールできる"といった点は、非常に面白かったです。

「クロエのテーマ」楽曲に込めた想い

キャラクター自身のテーマを作曲するのは、本当に大好きです。
作曲家として最もエキサイティングなことだと思っています。

「クロエ」に関しては、彼女のキャラクターやビジュアル、バックグラウンドを全部音楽に落とし込んで表現するという作業がとても楽しかったです。
「クロエのテーマ」を作るにあたっては、クロエの性格や彼女が経験するたくさんの冒険を、楽曲の中で正確に表現しようと努めました。

「セラのテーマ」楽曲に込めた想い

「セラ」の性格を描くという作業はとても素晴らしい経験になりました。

セラ自身、非常に魅力的なキャラクターで、これまで使ったことのない楽器を使ってみようと思い、フリューゲルホルンという楽器を使ってみました。
フリューゲルホルンは使ったことのない楽器だったのですが、フリューゲルホルンはセラそのものでした。
本当に楽しく、そしてそれ以上にセラの事が好きになりました。
曲にはワルツを取り入れました。
彼女の性格やビジュアルは高貴な貴族のようで甲冑をつけています。
そうした彼女が持つ雰囲気、ニュアンス、歩き方や動きの流れが、吹奏楽器とワルツのテンポにぴったりだと思っています。

ホーム画面の楽曲について

ホーム画面の楽曲を作るのは、本当に大きな喜びでした。まるでアイスクリームを食べているようなものでした。
というのは、ここで初めてフルオーケストラの力を発揮することができたからです。
とてもエキサイティングでした。
バイオリンのソロが入ったり、弦楽器のアンサンブルが入ったり、木管楽器、チューバ、トロンボーン、ホルン、トランペットといった吹奏楽器が、すべて参加しています。
特に吹奏楽をダイレクトに録音できたのはよかったですね。非常に満足のいく結果となりました。
とても華やかで、かつフルオーケストラのおかげで非常に深みのある音調を示すことができたと思っています。

映画やアニメ楽曲の制作とゲーム楽曲の制作との違い

個人的な作曲の仕方として、最初に楽曲を書き始めるにあたって、ゲームであるとかアニメであるとかはまったく意識していません。
そのプロジェクトの世界観やビジュアルのスタイル、登場するキャラクター、もちろんストーリーも重要ですが、そういったものを頭の中で一度言語化していきます。
そして言語化したものを、アニメやゲームの音楽に翻訳していくという作業をします。
ゲームであればインタラクティブな要素がより高まりますし、アニメであれば、アニメというユニークな特有の業界に特化した面白いやり方があります。
こうした違いはありますが、最終的には同じようにゴールに向けて走っていきます。
いずれにしても私にとって最も重要なのは、物語・ストーリーであり、それがイメージの中心になります。

「シン・クロニクル」の楽曲制作の裏話

これだけ大きな「シン・クロニクル」というプロジェクトを、コロナ禍の間に行うというのは大変な冒険でもありました。
オーストラリアにいるわけですから、リモートですべての作業をしなければなりません。
私は個人的に、ロックバンドのように、皆で集まって直に顔を合わせて作業をしたり、実験しながら進めたり、一緒にクリエイトしていくのが大好きなのですが、これをリモートで毎週行いました。
また、スタジオで録音ができず、自宅でレコーディングしなければならず、これはとてもさみしいことでした。
また近いうちに一緒にスタジオに入ってレコーディングをしたり、ゲームについて話したりするというのが待ち遠しいのですが、コロナ禍の間でも何かをクリエイトするという部分は、皆で守ることができたと思います。

メインテーマを作ったときの話はとても面白いです。
ちょうどパンデミックの直前、日本にいたのですが、本当に次の日にはオーストラリアがロックダウンを実施して、帰国者を入国させないという状況でした。

最後の日に私はセガの本社に行き、チームでメインテーマを作りました。
まるでバンドのように皆で実験をしながら作り上げました。
パンデミックが始まる前の最後の数日間は、そういう意味でとてもハッピーな思い出になっています。

動画では、最後に日本語でメッセージを頂戴しています。
ぜひご視聴ください。

第1界層

無限に黒の軍勢を吐き出し、 人類を脅かし続ける「奈落」。 あなたの隊は、 未だ謎に包まれた深淵を目指し 奈落へと降り立つ。 そこで出会う、二人の境界騎士。 “死神”と呼ばれる熟練の隊長、ギュンター。 亡き母を想う幼き銃士、アンネ。 何を犠牲にしても隊を進めるか、 全てを守らんと理想を貫くか―― 決断の時は迫る。

運命選択テーマ

♬最後の決意
伊藤賢治

シン・クロニクルの世界を、どのように表現されましたか?

先の見えない”不安” ”焦燥” ”絶望感”を抱え、押し潰されそうになりながらも先へ進まなければならない、主人公達の心境を表現しました。

楽曲制作時にこだわったポイントはなんですか?

メロディーラインは勿論ですが、サウンドや奏法などにどれだけ”痛み”を感じさせることが出来るか、ある意味鬱々な思いをさせてしまう曲作りを目指しました。

「シン・クロニクル×自分らしさ」というご依頼に対して、どのようなアプローチをとられましたか?

自身が抱える心の葛藤や闇、一歩進む勇気が持てないなど、振り払いたくともできないもどかしさ…という、ある意味ドラマティックなものを音楽的に表現してみました。

♬Anne
浜渦正志

シン・クロニクルの世界を、どのように表現されましたか?

アンネのテーマを担当させていただきましたが、振り返って聴いてみると、一曲の中で彼女のあらゆる側面を出そうと考えていたように思います。
前半はいわゆるバトルらしい構造ですが、徐々に希望や優しさ、女の子らしさが垣間見えるようになり、さらなる大きな目標へ跳躍するように展開していきます。最後は寂しげな内面も覗かせています。
一曲だけということで完成したらすぐお別れなので、一期一会のような感覚でやれたかもしれません。

楽曲制作時にこだわったポイントはなんですか?

やはり振り返って聴いてみての感想ですが、自分が想像するアンネの像を取りこぼさないように気を付けていたと思います。
キャラクターのテーマを作っている間はそのキャラが自分にとって今一番大事な人のように考えることが多くて、毎度そんなに執着しているのか?と思われるかもしれませんが、実はこれはとてもアイデアが浮かびやすい効率のいいやり方です。

「シン・クロニクル×自分らしさ」というご依頼に対して、どのようなアプローチをとられましたか?

かなり無抵抗なまでに、過去にやってきた手法やサウンドを注ぎ込んだと思います。
物凄く飽きっぽい性格なので、同じようなことを繰り返すのはいつも苦痛なのですが、自分をコピーするくらいまで考えると逆に新鮮で、またアンネのキャラがどんな表現をしたらいいか手を引いてくれるような感じだったので、想像していたよりも大きな抵抗なく取り組めたのかなと思います。

第2界層

「目を背けることは許されない。 私の心が、そう言っている!」 歴史上、人間から迫害されてきた――“亜人”。 森を抜け、第2界層へとたどり着いたあなたの隊は、 亜人の騎士・ステンノと出会う。  “人間との共存”という理想を抱くステンノ。 だが、彼女を待ち受けるのは……。 「正しい……はずなんだ。さようなら」

運命選択テーマ

♬La Giustizia
下村陽子

シン・クロニクルの世界を、どのように表現されましたか?

力強いメロディと高揚感のある曲調、運命に翻弄されながらも前向きに進んでいく、というイメージを表現したいと思いました。

楽曲制作時にこだわったポイントはなんですか?

「アガる」ドラマチックさです。

「シン・クロニクル×自分らしさ」というご依頼に対して、どのようなアプローチをとられましたか?

「このタイトルに合う、下村さんらしい曲を!」というオーダーでしたので、まず、「私らしい曲ってどんなのだろう?」ということを考えました。
意外と「自分らしい曲」って自分ではわからないものなのです。
「切ない曲」や「テンションが上がるバトル曲」などがいいと言われることが多いので、そのような感じを目指してみようと、いただいた資料を拝見して頭に入れて、私なりに「シン・クロニクルの世界」を表現しようと心がけました。
タイトルにも表れていますが、「(自分にとって)正義とは?」というのがコンセプトです。
私が選んだこの道は正しいのか。
本当の「正しさ」とは何なのか。
たとえ選択が間違っていたとしても「これが正しい」と信じて生きていくこと。
そんなことを思い浮かべながら曲を作りました。

♬Defeat the fates
甲田雅人

シン・クロニクルの世界を、どのように表現されましたか?

常に死と隣り合わせ…、命の選択を迫られる…、しかもやり直しがきかない…! など非常に厳しい世界だと感じ、哀しいメロディーやダークなコード感を基調にしました。
その悲しさをグッと堪えて運命に立ち向かっていくような決意、覚悟を、曲の熱い展開で表現しています。

楽曲制作時にこだわったポイントはなんですか?

「運命の選択」シーンということですので、クライマックスに相応しいものにしなければ…と、イントロからフルスロットルで盛り上がるように心掛けました。
また、テンションの高いコードを多用して、ギリギリの選択、ギリギリの戦いを表現してみました。

「シン・クロニクル×自分らしさ」というご依頼に対して、どのようなアプローチをとられましたか?

以前、TVアニメ「チェインクロニクル ~ヘクセイタスの閃~」で劇伴を担当させていただき、仲間との絆を繋いでいくストーリーを表現しましたが、その経験を踏まえつつ、今作は更に壮大に、ダークに、壮絶に…と、全てがスケールアップするよう心掛けました。

第3界層

第3界層には、巨大な古代遺跡と枯れた水路が広がっていた。 堰堤からの放水に巻き込まれ、絶対絶命のあなた達を助けたのは、 聖騎士ソフィアと、彼女を護衛するリザだった。 ソフィアとリザはセラと面識があるようだが、 どこか気まずそうなセラ。 セラと二人の関係は? そして、聖騎士の使命とは……

運命選択テーマ

♬HI・KA・RI
光田康典

シン・クロニクルの世界を、どのように表現されましたか?

絵素材やディレクターさんのやりたいこと、表現したいことをしっかりと聞いた上で、どんな世界観が合うんだろう?とずっと考え悩んでいたのですが、多くの情報を頭に入れているうちに、なんとなくですがオリエンタルなサウンドがこの作品には合うのではないかという気持ちが湧いてきました。
それに加え、「光田さんらしさ全開で」という嬉しながらもめちゃくちゃ難しいお題を与えられていたので、このオリエンタルというキーワードは自分にもっとも相応しいと思いました。

楽曲制作時にこだわったポイントはなんですか?

ブルガリアン・ヴォイスにポップなサウンド、そして、希望の中に悲しみや不安が含まれるよう、細かな部分に気をつけながら作曲しました。
一聴(いっけん)、爽やかな楽曲に聞こえるかもしれませんが、細かく聞くと多くの感情を感じられるように沢山隠し味を混ぜてあります。
是非、そのあたりを聴いてもらえたらうれしいです。

「シン・クロニクル×自分らしさ」というご依頼に対して、どのようなアプローチをとられましたか?

最近、光田はオーケストラの曲を書く人、というイメージがついてしまった感じがありました(笑)。
しかし、自分は決してオーケストラの曲だけを書く人ではなく、元々はジャズであったりプログレッシブロックであったりテクノ、民族音楽などを書く方が慣れていたりするわけです。(どちらかというとそちらが本命?本業?)
そうした中で、作品のイメージはありつつも自由に作らせていただけるということで、どんなものを作るか非常に悩みました。
ましてや、多くの有名作家さんとのコラボは曲の雰囲気が被らないようにしなければ・・・という思いから神経をすり減らします。
誰もやらないであろうジャンル、方向性を目指しながら、自分が得意とする民族テイスト(無国籍音楽)で勝負をしてみました。
実は、デモを提出したときに、これはもしかすると没にされるかな?とヒヤヒヤしていました。
それほど、自分が意図したことが少々“ぶっ飛んで”て、なかなか普通には伝わらないのではないかと思ったからです。
しかし、ディレクターさんから、こういう意図でこの楽曲を使いたいという連絡をいただいたときに、自分が考えていたことと同じで、ちゃんと理解してもらえてよかった!と安堵しました。
そういったこともあり、最近の自分の作品の中ではチャレンジングな楽曲となり、面白い仕上がりになったのではないかと思います。
非常に満足しています。
こうした、のびのびと楽曲が書ける機会をいただき、本当にありがとうございました。

♬Hikari•Kibou
古代祐三

シン・クロニクルの世界を、どのように表現されましたか?

シン・クロニクルの世界では 強大な敵や脅威を前に仲間や自分の命を天秤にかけるような、大きな選択を迫られます。
その「運命を乗り越えるぞ」、という力強さを表現いたしました。

楽曲制作時にこだわったポイントはなんですか?

各楽器の演奏はすべて奏者によるもので、PCでシーケンスされているトラックは一つもありません。
楽器の編成は4リズムに、管弦、ハープ、ティンパニと中々豪華です。その煌びやかさやダイナミクスを感じ取っていただければ幸いです。

「シン・クロニクル×自分らしさ」というご依頼に対して、どのようなアプローチをとられましたか?

今回はゲストコンポーザーということで、私らしいサウンドを、とのご要望を頂きました。
ジャンルがRPGという事でしたので、私の近年のバンドサウンドによる戦闘曲風の楽曲をフル生楽器による収録で制作しました。

第4界層

「指先で真理に触れよ!」 深淵と真理を追い求め、魔術に長ける"西方大騎士団"。 彼らは魔法を用いて地上と奈落とを繋ぐことに成功し、 第4界層に前線基地を築いていた。 そこで会う、魔人を狩る青年カーヴァルと、 精霊と心通わせる少女ウルナ。 カーヴァルは瘴気に耐性のあるクロエを魔人だと疑い、 ウルナはクロエの強さに羨望を抱くが…… 「クロエ……そうか、おまえか……」

運命選択テーマ

♬Mark of wrath
桜庭統

シン・クロニクルの世界を、どのように表現されましたか?

ダークな世界観ではあるものの、プレイヤーのやる気を煽るようなロックテイストが入った疾走感がある曲でシン・クロニクルの世界を表現しました。

楽曲制作時にこだわったポイントはなんですか?

オーケストラで使用されるようなストリングスやコーラス、ブラス、パーカッション等の楽器とバンドサウンドを上手く融合させる事にこだわりました。特にバンドは生楽器で録音する事にこだわりました。その事によって疾走感が出せたと思います。
あと主旋律は自分なりに分かり易くしたつもりです。

「シン・クロニクル×自分らしさ」というご依頼に対して、どのようなアプローチをとられましたか?

自分のルーツであるロックの勢いを出すために、あまり深く考えずに1日でアレンジまで仕上げました。
変拍子等を使っていますが、特に意識したものでは無く自然に出てきたものです。
また、自分らしさが一番出る楽器であるハモンドオルガンを使いました。

♬選ばれし未来
成田勤

シン・クロニクルの世界を、どのように表現されましたか?

「一度きりの選択」がその後の未来を決める。お誘いをいただいた当時、この壮大なテーマについて色々と考えさせられました。自らに当てはめても、これまでに大なり小なり、無数の、しかし一度きりの選択を重ねてきた結果として、今の人生を歩んでいます。
その様々な選択の中でも、プレイヤーの皆さんがこの曲を聴くときは重要な選択の局面と伺っておりましたので、その様な状況でのキャラクターの心情、そしてそれを見届けるプレイヤーの皆さんの感情に寄り添える様にと思いながら作りました。

楽曲制作時にこだわったポイントはなんですか?

常日頃から取り組んでいる事ではあるのですが、特定の再生環境に依存しない音作りやミックスを心がけています。
また、弦楽器に関してはいつもお世話になっているヴァイオリンの伊藤友馬さんを始め、ヴィオラの菊地幹代さん、チェロの結城貴弘さんに素敵な演奏を重ねていただきました。

「シン・クロニクル×自分らしさ」というご依頼に対して、どのようなアプローチをとられましたか?

自分の色は自然と出てくるものだと思いますので、いただいた資料を読み込んで、そこに落とし込む事に尽きると思います。

第5界層

目の前には灰色の砂漠が広がっていた。 暑くも寒くもない、ただ生ぬるい風が吹くだけ。 妙に静かで不気味な光景── 第5界層に降り立ったあなたに、境界騎士団から指令が下る。 「第17探査騎士隊は東方騎士レンゲと合流。 その後、第6界層へ集合せよ」 第6界層で観測された『蝕』の前兆。 蝕を止める切り札はレンゲという名の東方騎士だという。 単独行動を主とし、タオと呼ばれる能力を持つ東方の騎士たち。 たったひとりで第5界層まで辿り着いた、レンゲのタオとは──

運命選択テーマ

♬暁光
小林秀聡(SEGA)

シン・クロニクルの世界を、どのように表現されましたか?

まず小林なりの「ファンタジー」というものを考えました。
自分は『PSO2』というSF要素のあるゲームの音楽を普段担当しているのですが、そこからよりファンタジックな表現にしたいと思い、フレーズ周りやアレンジ、楽器などにも気を遣いました。
そしてやはり「運命」というキーワードが印象的で、運命的、というよりは、運命の選択によって生じる「流れ」のようなものをこの曲で表現したかったのだと思います。
また、曲名を「暁光(ぎょうこう)」(「明け方の空の光」という意味)としたのですが、それは運命に翻弄され、また抗い生き抜いていく主人公たちにも、必ず朝日はやってくる、そんな希望を込めて名付けました。

楽曲制作時にこだわったポイントはなんですか?

まず「テンポ感」が最初に固まった要素でした。
シンクロニクルに重厚な雰囲気を感じて、どっしりとした曲調にしたいと思ったところ、「BPM110」というテンポ感に決定できました。
そして、楽曲自体にもストーリー性を持たせたいという意味から、A~B~C(サビ)構成という、ボーカル曲に近い構成にしています。
冒頭(旅の始まり)~中盤(困難を乗り越えて)~大団円(サビ)に向かうという流れから、サビでは勇ましさというより壮大さを表現したくなり、メジャーキーにしてみました。

「シン・クロニクル×自分らしさ」というご依頼に対して、どのようなアプローチをとられましたか?

全体的には、普段どおりの曲作りを行うことが一番自分らしさを出すことができると思い、それを心がけましたが、1つめの質問でも小林なりのファンタジー、と回答していたとおり、シンクロニクルのための曲である、という意識で作ってみたところ、自分的にも納得のできるフレーズにできたと思いました。
そして更にプラスアルファしたいと思い、終盤からギターを追加するだけでなく、クオリティアップとしてストリングスカルテットも追加させていただきました。

♬A Reason of Unchosen
光吉猛修(SEGA)

シン・クロニクルの世界を、どのように表現されましたか?

曲名を「A Reason of Unchosen」と付けた通り、大きな選択を迫られる「運命選択」にフォーカスし、選ばれなかったキャラクターの激しい心の動きを想像しながら表現してみました。
また、弦楽器を生収録する事で壮大な世界観の演出も試みました。

楽曲制作時にこだわったポイントはなんですか?

錚々たるゲストコンポーザーの皆様の中で「セガでしか出来ない事=セガらしさ」を楽曲の中にエッセンスとして取り入れる事を拘りとして念頭におきながら制作致しました。

「シン・クロニクル×自分らしさ」というご依頼に対して、どのようなアプローチをとられましたか?

音ゲー楽曲の様な音楽的な鋭さ、スピード感を基礎部分に組み入れつつ、本来であれば「光吉らしさ=歌唱」と言う事にもなりますが、今回は「インスト楽曲」と言う依頼にて、後で歌詞が乗っても歌える様なメロディラインにする事を心がけました。

1周年 ストーリー

あなたは潜入任務のため、ディアドラ、モモと共に 貴族の集うオークション会場にいた。   そこでは、目玉商品として 『死者の宿り木の枝』が出品されるという。   死者の宿り木……それは奈落の第1界層で、 あなたの隊が経験した死闘、そして別れに深く関わるモノだった。

1周年ストーリーテーマ

♬Answer ~選択の彼方に~
平松建治

シン・クロニクルの世界を、どのように表現されましたか?

後戻りの出来ない、死と隣り合わせの世界を重めなサウンドで、
その中で生きる主人公達の、仲間との絆と、熱く切ない想いをメロディーに込めました!

楽曲制作時にこだわったポイントはなんですか?

「運命の分岐」を曲中でいかに表現するかにこだわりました。
楽曲の中盤(40秒~)で変拍子の中、ギターとストリングスのフレーズが左右に飛び交う箇所があるのですが、
そこで「揺れ動く主人公の葛藤」と「迫りくる選択の瞬間」を表現しています。
さらにそこからグッと心を決めた後、運命のサビになだれ込む…そんな展開になっています。

「シン・クロニクル×自分らしさ」というご依頼に対して、どのようなアプローチをとられましたか?

強大な敵や脅威、生死をかけたシリアスな状況、運命の選択を迫られた緊迫感、覚悟と決意からのクライマックスシーン、
そしてその運命の先には……そんなドラマチックな展開を目一杯、平松節全開で120秒の中に詰め込みました!
曲を聴いたただけで自然と物語が思い出せるような、セリフを聞いただけで自然と頭の中に曲が鳴るような…
ゲームをプレイしていただいたユーザーさん自身の選択と共に、記憶に残るような曲となっていれば嬉しいです!

♬聖三稜玻璃
菊田裕樹

シン・クロニクルの世界を、どのように表現されましたか?

製作陣からお話をいただき、打ち合わせをする中で、
世界観とそれを支える情熱に受けた感銘、その感銘が呼び起こす旋律を、丁寧に紡ぐことで、
僕らしい楽曲が生まれてくる、言ってみれば、製作陣と僕との共感、共振が生み出すものこそ、本当に大切なのかもしれません。

楽曲制作時にこだわったポイントはなんですか?

楽曲が世界に寄り添っているかどうか、僕が生み出す旋律が、その世界にとって本当かどうか、その一点に尽きると思っています。

「シン・クロニクル×自分らしさ」というご依頼に対して、どのようなアプローチをとられましたか?

僕にとって、自分らしさとは、企てて出すものではなく、何を作ったとしても、どうしようもなく滲み出てしまうものです。
つまり、シン・クロニクルという世界に、真剣に寄り添えば寄り添うほど、同時に自分らしさも色濃く滲みでてくる、そして、自分に取っても世界にとっても、なにより聴いていただくプレイヤー諸氏にとっても、本物であることができると、僕は信じているのです。

第6界層

「第17探査騎士隊は、人類の脅威である」   あなたの隊が落ち延びた先に広がるのは、 人類が犯した過ちの跡。   迫る、聖域よりの審判者、ノーレア。   マイドスの子のもとに集う、 もう一人の魔人、パルテニアス。   蝕が今まさに生まれんとする時、 虚裂と同化の力は、なにをもたらすのか──

運命選択テーマ

♬Far beyond …
辻横由佳

シン・クロニクルの世界を、どのように表現されましたか?

後戻り出来ない物語でありその選択を自らが選ぶ、それゆえ強まる絆があり、別れる仲間がいる、大きな選択を迫られる。その時の心情、運命を自分で切り開く、乗り越えていく、覚悟、決意、切なさを込めました。

楽曲制作時にこだわったポイントはなんですか?

シンギングボウルという楽器を使用したことがこだわりポイントです。
シン・クロニクルのダークファンタジー感や、独創的な世界観が出せたらと思い使用しています。奏者がシンギングボウルをスケールのように配置し演奏してくれました。
騎士たちの魔物に挑む高揚感や疾走感を表現するのには生演奏がいいと思い、他にドラム、ベース、ギター、バイオリンを生録しています。

「シン・クロニクル×自分らしさ」というご依頼に対して、どのようなアプローチをとられましたか?

シン・クロニクルの世界をイメージして、自然に出てきた音が自分らしさになるのでしょうか。
境界騎士団の一員となって大きな選択を迫られているその時に、頭に流れてくる音を拾い出している感じです。

♬剣志
椎名豪

シン・クロニクルの世界を、どのように表現されましたか?

できるだけ、希望が多めでキービジュアルよりは年齢層を低く感じてくれるようにトライしてみました。

楽曲制作時にこだわったポイントはなんですか?

デモの段階でとにかく、童心を感じてもらえるか、
昔TVの前に座ってやったRPGの感覚を取り戻せるような、
想い出を振り返るようなフレーズをを作ってみました。

「シン・クロニクル×自分らしさ」というご依頼に対して、どのようなアプローチをとられましたか?

編曲家さん、演奏家さん、歌手、エンジニアさん、プログラマさん のチームプレイという意味で、RPGのパーティー的な熱量を感じてくれると嬉しいです。

♬Trigger of Fate
西木康智

シン・クロニクルの世界を、どのように表現されましたか?

このゲームの根幹である「登場人物たちの運命をユーザー自身が選択する」という事を、どれだけ音楽で後押し出来るかを特に大事にして作りました。
その選択は、もしかしたら誰かの死を意味するものであるかもしれないし、はたまた誰かを救う選択にもなるかもしれないわけで、
そのような幸も不幸も入り混じった選択をするのに、やはり音楽は強く背中を押してあげられるべきだと思いました。
悲しみや喜び、去来する様々な気持ちを振り切って「選択」をする勇気を与えるような楽曲を意識しました。

楽曲制作時にこだわったポイントはなんですか?

冒頭のギターのメロディはとてもこだわりました、
楽曲が流れ始めた瞬間に「はっ」とするような、劇的で、切なさも力強さも感じるようなイントロを意識して作りました。

「シン・クロニクル×自分らしさ」というご依頼に対して、どのようなアプローチをとられましたか?

こういったRPGの音楽を作る時には常に「メロディ」を一番大事にするのですが、
今回はすごくドラマ性の高いゲーム内容でしたので、メロディだけでなく音響的な面でも、世界観に負けないようなものを意識しました。
かつ、メロディもチープになりすぎない、だけど心に残るようなものを目指しました。

♬Destiny Beyond Eternities
近藤嶺

シン・クロニクルの世界を、どのように表現されましたか?

資料を頂いた時に最も印象的だったのが、独特な色彩で彩られた世界観です。
そこで、透明感や美しさのある音の響きの中で物語を盛り上げたいと考えました。

楽曲制作時にこだわったポイントはなんですか?

一曲の中で描くドラマ性です。 キャラクター達それぞれの生き様や想いを、ソロ楽器達が絡み合い対話することで描いています。
メロディは、覚悟と決意をもって運命に抗い、何度も何度も乗り越えていくような熱い力強さと、
究極の選択によって喪失するものへの悲しみ、哀歌という、対極ともいえるテーマを表現しています。
素晴らしい弦楽器の生演奏も特にこだわった部分です。

「シン・クロニクル×自分らしさ」というご依頼に対して、どのようなアプローチをとられましたか?

作曲家が考える自分らしさの表現と、外からみて頂いたその作曲家の作家性は、常に同じとは限りません。
その意味で最初「自分探しの旅」をする必要がありました。が、答えは見つからず、近所の公園を一周して戻り旅終了。
結果的には、シン・クロニクルの世界観に触発され、自然に湧き出てきたインスピレーションに身を委ねることで、
シン・クロニクルと近藤らしさを掛け合わせた音楽を作ることができたと思います。
ぜひ、プレイしながら耳を傾けて頂けたら幸せです。

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